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観察する癖が洞察力をUPさせる(愛知県 名古屋市)
2013/05/01
日常の光景には、住宅営業マンとしての洞察力を向上させるヒントがたくさん隠れています。とにかく何でもいいのでこういった光景を見て【?】と思う癖をつけるといいいですよ。たとえばこの写真。
新大阪~東京まで乗車した新幹線の車内のものですが、写っているのは車内販売の売り子さん。私の後方からやってきて3列前の乗客とやり取りをしているところです。この時に私はコーヒーを欲しかったのですが、結局はスルー。理由は簡単。気付いた時にはすでに通り過ぎていたからです。
では、どうすれば私はコーヒーを買ったか?
■「車内販売で~す!」と大声で後ろから接近する
手っ取り早いのはこれ。でも、現実には無理でしょう。乗客からクレームが出ますね。ということで正解は次。
■後ろ向きになってカートを引っ張る
これしかありません。私は新幹線に頻繁に乗るからわかるのですが、何かが欲しいと思っても売り子さんが後ろ向きだと、わざわざ声をかけてまで物を買おうとはしません。
切羽詰っていれば話は別ですが、そういうことはまずありません。このシーンで、彼女がこちらを向いてアイコンタクトをしてくれれば、手を挙げて合図をするでしょう。
では、次の写真はどうですか。
まずは左。誰もいない喫茶店ですが、この喫茶店にあなたが入る場合どの席に座ろうと考えるでしょうか。その答えは右になります。一人での来店は別ですが、二人以上での来店になるとまず間違いなく一番右のブースに座るのです。クッションが利いた椅子、高い背もたれ、落ち着いた閉塞性のある空間と三拍子そろっているからです。
右の写真はほどなくして客が入ってきたところです。やはり複数の客は右のボックスシートに座ります。では、なぜ、このような不平等なつくりをするのでしょうか? となりますが、この答えは【ワクワク感】ではないでしょうか。
スターバックスもそうですが、普通の座席が並ぶ中に、必ずソファーなどの特等席が少数だけ存在しています。もしお店に出向いた時にこの特等席が空いていれば「やった! ラッキー!」と思いませんか。
私は住宅業界の人間ですが、まったく関係ない業界の営業戦略にも常に関心を払っています。こういうことが、あなたの住宅営業としての洞察力をUPさせることになりますよ。