この1年半にわたってTwitterで徹底的に投稿をしてきました。住宅会社と一般消費者双方に参考となるtweetをしてきましたが、今回のブログでは反響があった人気投稿を2つだけですがご紹介しましょう。
住宅業者、消費者双方に反響があったということは、それが住宅販売のポイントになる可能性もあるということ。そう思って読んでもらえれば参考になるはずです。
■展示場のブラックボードを適当に書くのはご法度
①住友林業の秀逸なコピー
これは兵庫県内にある総合住宅展示場のセンターハウス。10社ある住宅会社が一堂にブラックボードでアピールをしています。
その中の1社である住友林業ですが、皆さんはこの【実方位】なる言葉の意味がわかりますか? 住友林業はこれがアピールポイントだと思っているからこう書いているわけです。
場所にも寄りますが、総合住宅展示場には多くの会社が並んでいるために、南向きの建物もあれば北向きの建物もあります。
南向きに建てたほうが見栄えがするので、どの会社も南向きの敷地を希望しますが、抽選では外れた住宅会社はやむを得ず北向きなどの土地に建築をします。
ところが問題はここから。
北向きに建築する場合は北入りに適したプランを作成して展示場を作るべきなのですが、それをすると展示場の顔に迫力がなくなってしまうので、南入りのプランをそのまま建ててしまいます。
ここまで解説すると「実方位です」と住友林業がアピールしている意味がお判りになったのではないでしょうか。
この展示場がどの方角に建っているかは定かではありませんが、実際の接道に合致したプランニングをしているので参考になりますよ、ということなのですね。
②セキスイハイムの語りかけるコピー
このパターンもあり。なかなか見ないパターンですが、こうした語りかける口調もあっていいはず。「3度目の緊急事態宣言・・」から始まっていろいろと書いてありますが、最後のオチは「シェルター同然のセキスイハイム」
この内容に共感する人は間違いなくいるはず。その方々が来場してくれれば狙いはあたったということでしょう。
■まとめ
私のパソコンには1000枚を超える展示場のブラックボード写真があります。展示場に行くたびにコツコツと撮りためているのですが、こんな最高のネタはありません。
各社がしのぎを削って主張しているキャッチコピーですよ。これを参考にしない手はないのです。