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聞いてください!(愛知県 名古屋市)
2016/09/18
びっくり仰天!
出張最後の17日に名古屋の親せき宅へお見舞いを兼ねて立ち寄りました。
右が私の父の妹で左がその主人ですが、ともに昭和一ケタ生まれの高齢夫婦。
祖父(写真の叔母の父ですね)は終戦時まで会社を経営して名古屋市内に広大な土地を所有していました。
お手伝いさんが何人もいる様な家で育ったこの叔母は超がつくお嬢さんだったのですが、戦後の混乱で何もかも失ったそうです。
そんな急転直下のどん底生活を名古屋で始めた叔母は「あまりにみじめ。東京に働きに行こう」と名古屋を後にし、あるお宅に
女中として働きだしたとのこと・・・ここまではよくある話だったでしょう。戦後の混乱期だったから仕方がありません。
ただ、びっくり仰天なのはここからです! この叔母は嫌々ながらも女中として住み込みで働き始めたのですが
「女中と言う名の響きが嫌!」と常々思っていたそうで、その当時の朝日新聞にこう投書をしました。
「女中と言う呼び方は前近代的でよくありません。家事を手伝うわけですからお手伝いさんでどうでしょうか」
そうなのです。お手伝いさんと言う言葉が日本に定着したのはこの投書がきっかけだったのです。
昔のことをあまり話したがらない叔母が語ったこの話に超びっくり!!