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2月28日は【神戸⇒仙台】 移動
2016/02/28
新幹線で移動中にいつも感じることが一つ。座席の背もたれを倒す時に「倒してもいいですか?」と声を掛けることがありますね。この写真もまさに声を掛けられた直後のもの。
前に座っていたのは20代と思しき好青年。ただ、この写真程度の倒しであればわざわざ声を掛けなくてもいいのでは・・・と私はいつも感じるのです。車内放送などでも呼びかけたりするので「声を掛けなくてはまずいのか?」とつい思ってしまいますが、どう考えてもこの角度では何の問題も発生しません。
逆に椅子を倒さないで座る方が不自然ですから、前の席に人が座ったら「ある程度は倒して当たり前だよな」と普通は考えるでしょう。気を使うというのはいいことですが、度が過ぎると問題だと言えますね。
たとえば今回のケースにおいて、この好青年には全く問題はありません。ここがキーポイント。声を必ずかけることを非難することはできません。一点の曇りもない100点と言えます。
しかし、声を掛けなくて椅子を倒すことは95点であっても100点とは言えません。なぜならば、声を掛けないことが絶対に許せん!という人もいるからです。こうなると、社会全体が【声をかける方のが正しい】となっていきます。
積水ハウス時代の先輩にスーパー営業マンがいました。同じチームだったのですが、ものすごい金額を稼いでいるのに後輩におごることは一切なし。
しかも皆で夜食をまとめて買ってきたときも「えーっと、全部で3451円だから一人あたりにすると・・・690.8円だな。よし、森はサービスで691円にしとくか! おまけだぞ!」と1円単位で割り勘にします。
しかし、この先輩のやっていることは正しいのです。平等に割っているわけですから文句を言われる筋合いはありません。言動、振る舞いには一点の曇りも法令違反も倫理的背信すらもないのです。でもな・・・っていうのが世の中で一番困ります(笑) こんなこと思うのは私だけですかね?