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建国記念日(東京都 千代田区 靖国神社)
2016/02/11
2月11日は建国記念日。この日は仕事がない限り千代田区にある靖国神社に足を運びます。そして遊就館に立ち寄り写真の回天を必ず見学。
私は右翼でも何でもありません。「大勢の人間が巻き込まれて苦難の歴史に翻弄された兵隊さんがたくさん眠っているんだな」という気持ちがあるからです。
実際に参拝に来る人もそうだと思いますよ。特攻服に身を固めた右翼も散見されますが、あとはお年寄りの姿も目立ちます。【靖国⇒右翼⇒戦争】とはなりません。
とにかく建国記念日と靖国神社は切っても切れないものですが、終戦記念日と並んで戦争について考える絶好の機会ですね。
①昭和天皇は開戦時にどう考えていたのだろう
②山本五十六をはじめとして「米国には勝てないだろう」と考えていた軍人はどのくらいいたのだろう
③インパール作戦に見られるような無謀な作戦をなぜ立案したのだろう
④攻めばかりを重視して守りと兵站(へいたん)を軽視する体質はどこから生まれたのだろう
こんな感じで疑問は無数に出てきますが、戦後何年経過しても日本社会には一種の大和魂というか日本的思想が深く浸透していますよね。
最近はやっと解消されましたが、昭和50年代に運動部だった私の世代でさえも【練習中の水飲みは厳禁】だったわけです。これは【楽をすること=たるんでいる】という実に日本的な発想から来ていると思います。
野茂英夫投手が言ってましたよね。「近鉄の鈴木監督はとにかく走れ走れと言う。精神は大事だが合理的、科学的な考え方を理解しようともしない。それどころかそういう考え自体がサボタージュにあたる」これに愛想をつかしたわけです。
暴走族の連中も同じ。おそらくは学校で徹底的に反抗して規律を守らないことが格好いいんだという考え方をしているわけです。ところが、同じチームの中では上下関係をはじめとして規律や挨拶を重視します。
【気合を入れる集会】などと称して街中に集まり、大声で「今年は〇〇を必ずやり遂げます!!」などとどこかのブラック企業の朝礼そのもの。
テレビなどでこういうシーンを見るとつくづく「軍国主義の後遺症というかDNAは確実に継承されているな」と感じます。